渋峠・雪の回廊 絶景ライド

 GWの5月4日、東京から日帰りで渋峠へロードバイクで行ってきました。国道最高地点を制覇、雪の回廊を見てきました。雪の回廊と言えば黒部立山アルペンルートが有名ですが、ここは自分の脚で見に行けるのが魅力です。

渋峠(国道最高地点)

今回登ったのは長野側から。もともと群馬の草津側から入る計画だったのですが、今年は直前に雪崩が道路をふさいでしまったため、急遽ルート変更することとなりました。

東京都品川区の自宅を朝5時前に家を出発し、目黒駅から輪行、東京駅6:16発のかがやき501号に乗車すると、7:40前には長野駅到着。早くてびっくり。前泊していたトライアスロン仲間と合流、バイクを組み立てて、8時には長野駅を出発しました。

長野駅前

天気は曇り。東の風がやや強く、肌寒い感じです。山の上は雲がかかっていてあまり天気は良くなさそう。若干テンション下がりつつ予定通り進みます。

詳細ルートは下のStravaのログにあります。行きは主に国道18号を北東に進むルート。中野から国道292号に入ってあとは一本道。渋峠を越えて雪の回廊まで少し下り、引き返して山を下ったあとは、小布施のほうを通るルートをとりました。帰りのルートの方が良かったです。景観が良くておすすめです。

中野からクライムスタートです。序盤は5%くらいの緩い傾斜。すぐに、「道の駅 北信州やまのうち」が現れます。ここから登り始めるサイクリストが多いようです。

湯田中の日帰り温泉施設(帰り道に撮影)

道の駅を過ぎるとすぐに湯田中の温泉街を通過。ちなみに帰りはここでひと風呂浴びました。しばらく7%~10%の坂が延々と続きます。しばらく登ると白樺の木が目立つようになり、残雪も現れます。気温も下がってきていますが、登っているので寒くはありません。さらに進むと傾斜が緩やかになり、池が点在する地形が現れます。ときおり下りもあり、脚を休められますが、それもつかの間、またすぐに急な登りになります。

青空が広がった!

淡々と登っていくと、春スキーを楽しむ人たちが目に飛び込んでくるようになりました。目の前のリフトが動いていて、スキー客を運んでいます。そんな中自分は自転車をこいでいるという、なんだか不思議な気分です。そして、気が付けば青空が広がっていました。

横手山が大きく見えてくると最後のつづら折り。頑張って登ると横手山ドライブイン。そこは絶景が広がっていました。高原の緑と白い残雪が青空に良く映えます。渋峠まであともう少し。

横手山ドライブインからの絶景

雪崩から道路を守る、スノーシェッドが現れます。さながらZwiftのアルプの景色のようです。しばらく緩やかな傾斜を登ると渋峠ホテルが右手に見えてきます。道路の気温表示を見ると「4℃」。それでも日が照っているので寒くありません。

渋峠からの景色

そして、ついに「日本国道最高地点」の石碑が現れました。狭い駐車場には車やオートバイがびっしり。サイクリストも数十人。ここからの草津温泉方面の景色も素晴らしいです。右手奥には白根山の湯けむりも見えます。しばらく景観を楽しんだあと、防寒着を着こみ、雪の回廊を目指して下っていきます。

雪の回廊

雪の回廊は、西側の壁が4m、東側は3mほどでしょうか。正直なところ、圧巻というほどではないです。それでも、自分の脚で登ってきたのですから感動もひとしおです。

群馬と長野の県境にある渋峠ホテル

そこから再度渋峠を上り返し、渋峠ホテルでランチ休憩。時刻は13時過ぎ。登りでかなり時間を使ってしまいました。この渋峠ホテルは群馬と長野にまたがって建っているのが特徴。建物にも境目が描かれています。

ランチを済ませたら、あとは長野駅までダウンヒル。頑張って上ってきた1,800mを一気に下ります。路面が荒れているところに気を付けながら、あっという間に湯田中へ到着。

帰り道は小布施を通るルート。昔の宿場町の雰囲気を再現した落ち着いた街並みで、蕎麦屋や土産物屋などが道沿いに並んでいて、観光客でにぎわっていました。今度またゆっくり来てみたいと思わせる街でした。

ひたすら平地を走行して長野駅に到着。時刻は16:30過ぎ。休憩時間込みで8時間半はまずまずでしょう。ここで今日のメインイベントは無事終了です。天気に恵まれ、温泉も楽しみ、最高のライドとなりました。

輪行準備を終えてえきねっとで新幹線を調べると、東京行きはほぼすべて空席残りわずか。そんな中、17:16発あさま676号がガラガラ。ということで、この列車で終点の上野まで行き、そこから山手線で帰宅。20時前には帰宅できました。

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