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8月, 2009の投稿を表示しています

異常に低いSIerの利益率

最近気づいたのだが、いわゆるSIerの利益率は異常に低い。もちろん全てがそうではないだろうが、営業利益率は2%とかいう数字である。これは、「生産性が悪い」、「世界と戦う体力が無い」といわれてもおかしくない、危機的な状況だ。 とにかく粗利が低い。情報サービス業という利益率が高いはずの産業にもかかわらず、売上原価が高い実態には驚いた。この原価の内訳はどうなっているのだろうか?おそらく人件費とツール類やサーバーなどの使用量や減価償却費なのだろうが、もう少し詳しく調べてみようと思う。

排出権取引の経済学的意味

経済学で考えると、排出権取引の狙いは、市場の失敗を補うことである。「はじめての経済学」を読んでわかった。 資本主義の自由経済に任せていると、誰もが、エネルギーや資源をどんどん使って、売れるものを沢山作って売りまくって富を作ろうとする。これをそのまま放っておくと、環境破壊が進み、CO2の排出はどんどん増える。こうなってしまう理由は、環境破壊のコストが、経済活動の中に含まれていないからである。経済学では、こういった市場外の効果のことを「外部効果」と呼ぶ。 環境破壊に関しては、その外部効果のために、「市場は失敗している」と言える。 外部効果である環境破壊を防ぐ方法は様々あるが、排出権取引は、環境破壊を市場に取り込むことによって制御しようという考えに基づいている。市場の「外部」から「内部」に組み込むことによって、同じ経済活動の中で環境破壊を防いでいこうとするわけだ。 排出権取引には、賛否両論あるし、それだけで環境問題が解決するわけではないだろう。しかし、その経済学的実験として、とても興味深い試みではないかと思う。

日本を財政破綻させない方法

「日本国債の利払いの原資は何か?」・・・簡単に言えば政府の財政収益。そのほとんどは税収であると考えてよいだろう。日本政府は、国債を発行して資金調達をし、それを元手に政策実行して経済を発展させ、それによって得られる税収で回収する。そして回収された税金を利子として支払うのだ。 税収が利払いの原資ということは、赤字財政をいつまでも垂れ流し続けることは、資金調達を次第に困難にさせることとなる。今の日本は、利払いをするために借金を重ねている。いわゆる自転車操業である。そして自転車操業はいずれ破綻する。 破綻しないにしても、破綻が現実のものになると、誰も国債を買わなくなるから、国債の価格が暴落する。すると、大インフレが発生する。なぜなら、日本銀行券である紙幣は、国債を原資とする、日本銀行の借金だからである。国債価格が暴落すると、その後ろ盾を失った紙幣の価値も暴落する。 大インフレが起こると、外国為替市場では、日本円が暴落する。おお幅な円安となる。もっとも、日本政府の信頼性が疑われるようになると、投機筋が日本円を売り浴びせるようになるから、破綻が近づくずっと前に大幅な円安になっていることだろう。 という最悪のシナリオにならないようにするにはどうするか。それは、尽きることの無い、無限の資源を作り出すしかないと思う。それは、知識人材である。人間の想像力には限界が無い。資源の無い日本が発展するための鍵は、これまでも、これからも、「頭脳」の他をおいてないのではないだろうか。

フォワードカーブとは

金利のイールドカーブというものがあるので、これを商品先物にも使えるのではないかと思った。そこで、価格カーブをプロットしてみた。今日は、単調増加のカーブとなった。 で、ちょっと調べたら、これは「フォワードカーブ」と呼ばれるものらしい。そりゃ、だれでも思いつくよなぁ。 いくつかの商品を見てみたところ、粗糖は単調減少カーブ(先期のものほど価格が安い)になっていた。やはり、今は価格が高騰していると見られているようだ。原因はインドの天候不順とか。砂糖の生産量世界第一位がブラジル、インドはそれに次ぐ第二位。そこへ、投機マネーが流入して価格が高騰しているとのこと。

リスクの認識とロスカット

リスクとは「損失を受ける危険性」のことだ。起こりうる最大の損失を認識する必要がある。 株式投資では、売りと買いとでリスクが異なる。株価は、値上がりには上限がないが値下がりはゼロより小さくはならない。だから、現物買いのときのリスクは投資元本そのものということになる。これに対して、現物売りとなると、リスクは無限大である。 そこで、ロスカットをする意味がでてくる。ロスカットをすることによって、リスクが低減される。これを怠ると、投資で成功する前に投資資金が底をついてしまいかねない。 同じことはプロジェクトでも戦争でも言える。「ここまで損失を出したら撤退する」ということ事前に決めておかないと、判断を下せないままいつまでも損失を垂れ流すことになってしまう。