投稿

ラベル(問題解決)が付いた投稿を表示しています

保育園の噛みつき問題について

数日まえ、保育園の噛みつき問題について書いた( 羽岡哲郎ブログ: 保育園の噛みつき問題を考える )。 少し冷静になって考えてみたところ、「やった子の名前を明かすことは重要ではない」と思うようになった。目的は、噛みつきを無くすことであって、犯人を特定することではない。 まずやるべきことは状況把握である。 どのくらいの頻度で発生しているのか よく噛みつくこと子はいるのか よく噛みつかれる子はいるのか どのような状況で噛みつきが起きたのか これらのことをはっきりさせなくてはならない。 いろいろな情報を集めたところ、だいたい、次のような話になると思っている。 頻度は月に1~2回。 特定の子がよく噛みつくことが多い。 噛みつく相手も大体決まっている。 好きなおもちゃが似ている子同士が近くで遊んでいるときに、おもちゃの取り合いになって、噛みつきが発生することが多い。 この推測が正しいとすると、ポイントを押さえて注意を払えば、噛みつきを減らすことは簡単そうだ。と、結構楽観的に考えている。

「課題」と「問題」の違い

最近、「課題」の誤用をよく目にするので、「課題」と「問題」の違いについて、ちょっと書いておこう。 問題とは、『「あるべき姿」と「現状の姿」の間に許容できない差があること』である。 課題とは、『どうすれば問題を解決できるか』である。 例えば、日本の人口が減少して高齢化が進むことは、生産人口が「あるべき量」に満たない状況につながるから、大きな経済問題である。これに問題に対応する課題は、例えば、「どうすれば人口減を止めるか」だったり、「どうすれば生産人口の割合を保つか」というものになる。 つまり、問題とは状況であって、課題とは状況を変えるための「問い」である。問題には解を見つけることはできないが、課題には解を見つけることができる。したがって、問題を解決するためには、適切な課題を設定することが大切なのだ。 「課題」と「問題」、意識して使い分けたいものだ。 ちなみに、「課題」の誤用例を二つほどあげておく。 (誤)残された時間が短いのが課題だ。 (正)残された時間が短いのが問題だ。 残された時間が短いことは状況であって、問いではない。「残された時間が短いなかで、どうやりくりするかが課題だ」なら良い。 (誤)目標のパフォーマンスが出ていないことが課題である。 (正)目標のパフォーマンスが出ていないことが問題である。 目標のパフォーマンスが出ていないことは、まさに、あるべき姿と現状のギャップであるから、問題である。「目標のパフォーマンスに、どうミートさせるかが課題である」ならば正しい。

保育園の噛みつき問題を考える

今、子供が通っている保育園で、子供同士の噛みつき事件がおきている。保育園での噛みつき自体は珍しいことではないのだが、私の子がこの半年の間に三回も噛まれ、うち二回は同じ子から二日連続立て続けにやられたということなので、いよいよ本格的に問題解決にあたるべきかと思っている。 親として腹が立つのは、保育園が、やった子の名前を明かしてくれないことだ。聞いてみると、それは保育園を経営する会社の方針であるとのこと。ということは、現場の保育園ばかり目を向けていても、根本的な問題解決にはならないということだ。 そのようなわけで、私は、保育園をより良い場所にするため、保育園を経営する会社とも話し合うつもりでいる。なぜなら、それは保育園と保護者の義務であるからだ。 保育園は単に子供をあずかるだけの施設ではない。子供が集団生活するための資質を育てる場でもあるはずだ。子供同士の喧嘩でたひっぱたくくらいのことはあるだろう、だけど、噛みつきは人間として許されない。ボクシングや格闘技だって、噛みつきは反則だ。そういうルールを身につけるための場でもあるのだ。 まだまだ、問題解決というより現状把握が始まったところである。これからどうなっていくか分からないが、自分の原理原則を曲げることはしない。

ロジカルシンキングの続き

先日のブログに,ロジカルシンキングを使って家庭の問題解決をするという投稿をした.ここで,問題点をまとめておくと,次のようになる.子供のいる共働き家庭で,仕事と子供の世話に忙殺され,妻が慢性的な疲労感を訴えており「職場へ近いところに引っ越そう」と提案してきている.それは,一見正しそうな解決方法に思えるが,思いつきの解決策に過ぎず,それが根本的な問題解決になるかどうかは不明である.そこで,ロジカルシンキングを使って,あらためてこの問題に取り組んでみたわけである. そして,その結果,次の二つの課題を得るに至った. 睡眠の質を改善する. 通勤時間を短縮するため,職場により近い場所に引っ越す. 初めに手をつけるのは,問題の根っこを特定することだった.そのためには,現象として表れている問題から出発する,Whyツリーを作ることが良い.ポイントは,ツリーの各節で,枝が MECE になっていること.そうしないと,重要な要因を見落としてしまったり,焦点がぼやけてしまったりする. 今回は,Whyツリーの一段目では,「時間割フレームワーク」を使ってみた.日々の活動を,時間割にすることで,疲労蓄積の要素を分解するわけだ. 早速,一日の時間配分を割り出してみたところ,睡眠,通勤,家事,勤務,の4つに大きな時間を割いていることが分かった.これらのうち,睡眠は疲労回復のために消費される時間であり,残りは疲労の原因となる時間である.日々の疲労を低減するためには,前者の疲労回復効果を高めつつ,後者の影響を軽減する必要があることが明らかになった. 初めに睡眠を深掘りしてみると,睡眠の質を改善できるのではないかと考えられる.睡眠の疲労回復効果は,およそ,「質x時間」と考えられる.妻の場合,睡眠時間は8時間程度と,一般の平均的な睡眠時間と比較してやや長いので,睡眠時間は十分であると考えられる.これに対して,睡眠の質に関しては,現状では特別対策がとられていない.よって,睡眠の質はまだいくらか改善の余地がありそうだ.そこで,「睡眠の質を改善する」という課題を一つ抽出しておく. 次に,通勤,家事,勤務の3つを考えてみたところ,影響を軽減できそうなのは,通勤時間のみであることが分かった.まず,家事の時間は一日1時間半程度と短いうえに,精神を擦り減らすものでもなければ,体力を消耗するような...

家庭の問題解決

いま我が家では,ちょっとした問題を抱えている.それは,簡単にいえば,子供を抱える共働きの家庭で,ワークライフバランスをとることが困難であることだ.この問題に,ロジカルシンキングで立ち向かおうとしているところだ. 共働きで,二人とも通勤時間が片道1時間以上,そこに,1歳未満の子供がいる.この4月から保育園に通わせ始めたが,通勤時間が往復2時間以上にもなるので,家で食事を食べさせたりしていると,そのほかの時間はあっという間になくなってしまう.それに,子供が熱を出したら保育園を休ませなくてはならない.どちらかが会社を休んで面倒をみることになる. このような状況で,妻のほうが,「もっと職場にちかいところに引っ越そう」と提案してきた.なるほど,通勤時間が減れば,それだけ生活時間にゆとりができるのだから,仕事との折り合いもつけやすいし,通勤で消費するエネルギーを他に回すことができる. ならば,どこへ引っ越すか...とPCに向かおうとして,「ちょっと待て」と思った.「それが本当に問題を解決するのか?」そうなのだ,まだ問題の根っこに到達していなかったのに,ある現象だけをみて「モグラたたき」を始めようとしていたのだ. というわけで,まずは「分析」だ.ロジックツリーに分解して,問題の本質にせまらないといけない.そう考え直した.今日のところは,このフェーズ.ここから,1か月の間に解決策を提示できるように,仕事とバランスをとりつつ,考え抜いていく. 思考が煮詰まってきたら,またここで紹介したいと思う.そして,最後にどういう意思決定を行ったか,紹介する予定.