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RaspberryPi の Wi-Fi を安定させる

Raspberry Pi を USB の Wi-Fi で LAN 接続しているのだが、これが不安定で、突然アクセスできなくなることが頻繁に起きていた。わざわざディスプレイやキーボードを接続して状況確認するのも面倒なので、その度に電源を抜いて強制リブートさせていた。でも、あまりに頻繁に起きるので、本格的に対策してみることにした。 調べたところ、不安定になる原因は Wi-Fi のパワーマネジメントのようだ。それをオフにしてしまうのが対策となる。それには、 "/etc/modprobe.d/8192cu.conf" というファイルを作り、以下の内容を書き込んで保存する。 options 8192cu rtw_power_mgnt=0 これで、reboot 後、パワーマネジメントがオフになるので、Wi-Fi のトラブルは解決されるはずである。 また、SSH のセッションを切らないようにするため、"/etc/ssh/sshd_config" に、次の行を追加しておくと、良いらしい。 ClientAliveInterval 10 とりあえず、これらの設定で、今のところ快適に使えている。

Raspberry Pi で温度ロガーの続き(一応完結編)

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引き続き、Raspberry Pi で温度ロガーの続きなのだが、今回で一応完結。参考にしたサイトで紹介されていた方法が一通り動き、どうさないようもだいたい理解した。 出来上がったのが下のようなプロット。元々15分毎にログするところを、1分毎に改造した。右端でグラフが8度くらいから20度くらいまで急に上昇しているのは、エアコン暖房をつけたから。23.5度の設定で動かしたから、数分で目標温度まで温まっているのがわかる。 ちなみに、日時はUTCである。日本時刻で表示したかったのだが、ちょっと面倒だったので、また次回。 今回、ウェブでログを表示する段階で、「cron でスケジュールした温度計測がうまく動かず、温度が記録できない」という問題にぶち当たり、解決に少しばかり時間がかかった。その解決方法を記録しておく。 まず、cron の設定としては、 % sudo crontab -u www-data -e を実行して、 */1 * * * * /usr/lib/cgi-bin/monitor.py を追加する。これで、1分毎に温度が測定されてログされるはずなのに、全く記録されないのでデータがプロットされない。 monitor.py は実行権限があり、owner.group は www-data.www-data にしてある。念のためにこのスクリプトをシェルから実行すると、きちんとデータベースに書き込まれる。 何はともあれ、cron のログを取ってみる。これは、/etc/rsyslog.conf を開いて、コメントアウトされている cron.* の行のコメント解除し、sudo /etc/init.d/rsyslog restart を実行。 早速ログ (/var/log/cron.log) を見てみると、次のような記載が定期的に残っているので、スクリプトは起動されているみたい。 Jan 29 07:00:01 raspberrypi /USR/SBIN/CRON[21704]: (www-data) CMD (/usr/lib/cgi- bin/monitor.py) これだけではわからないので、crontab を少し書き換えて、エラーメッセージを別のファイルに記録するようにした。次のような感じ。 */1 * *

Raspberry Pi で温度ロガーの続き

前回は、Ruby のコードで SPI 経由で ADC (MCP3002) のサンプル値を読むことができた。そこで、これをデータベースに取り込み、Webから読めるようにしようと思い、ネットで調べてみたら、Pythonで書いているのが多かったので、それにならってみたのだが、どうも SPI の Python ドライバ(というかラッパーAPI?)py-spidev がうまく動かず、温度を読み取れない。 MCP3002 のデータシートも読みながら、xfer2 関数を呼び出してみるのだが、読み込まれるのは 0 とか、たまに、書き込んだ値がループバックのように返ってくるだけ。SPIかADCがおかしくなったのかと思いきや、Ruby のプログラムからは値が読めている。 調べていくと、 SPI のループバックテストをするコード spidev_test.c があったので、これを試したところ、SPIは問題なく動作している。 で、もういちどRPiを再起動したりして、いろいろやってみたところ、うまくいく方法が見つかった。 r = spi.xfer2([1, (2<<6 0="" p=""> とするとうまく行くようだ。もともと Ruby のコードや ADC のデータシートを参考にして、引数のリストを [0x68, 0x0] としていたけど、これだとうまくいかない。それどころか、SPIが中途半端な状態になってしまうのか、Ruby のプログラムで読んだ値までおかしくなってしまう。 実際にどんな波形が出ているのか気になるところだけど、とりあえず動いたのでよしとする。 今回参考にしているのは以下のサイト。 http://raspberrywebserver.com/cgiscripting/rpi-temperature-logger/

「ワインを愉しむ」を読んで

田崎真也の「ワインを愉しむ」にはとても共感できるとともに、たいへん勉強になった。「まず何よりワインを自由自在に愉しまないことには始まらない」というのが根底にあるところに共感した。そして、様々な種類のワインそれぞれの特徴が整理されて解説されているので、とてもわかりやすかった。 まず、ワインの開栓の仕方から始まる。これは素直に従ったほうが良いと思う。トップシールの剥がしかたや、シャンパーニュ(シャンパン)の開け方は、知らなかった。次から試してみたい。 それから、ワインの香りや味わいの記憶の仕方。これはまさに分析の技術。「ヘーゼルナッツ」「ラズベリー」「腐葉土」などの成分に分解し、それらの「ラベル」のセットとして表記、記憶するという方法。これは、ウィスキーでも同じ方法なので、実践したい。まあ、香りを嗅いだことないものもいっぱいあるのだけど。 あと、結構醸造後に混ぜ合わせて作るワインもあることがわかった。シャンパンなどは、炭酸を瓶内二次発酵させるために、ショ糖やリキュールを添加するものが多いそうな。これは結構意外だった。 まあ、製法がどうのこうのというよりも、まずは自由自在にいろいろ試してみるのが良いのである。そして、良い酒に出会ったら、掘り下げてみれば良い。

RasberryPi で温度ロガー作成計画(キックオフ)

今夜は、久々にラズパイ (RaspberryPi) で遊ぶ。と言っても、温度センサで温度を測ってみるというだけ。と言っても、簡単工作キットのアナログ温度センサとADC(アナログデジタルコンバータ)を使う。正直言って、ADCを意識的に使うの人生で初めてかもしれない。 ちなみに、ラズパイには ADC が無いので、ラズパイだけで温度センシングするには、デジタル出力の温度センサ(どうやら DS18B20 が有名らしい)接続するのが一般的のようだ。 でも、今回はキットに入っている温度センサ MCP9700E と、ADC MCP3002 を使う。(最初は MCP9700 もてっきりデジタル出力かと思っていたのだけど、データシート見ると違った。) 参考にするのは、キット提供元がやっているブログ「Raspberry Pi 電子工作」の記事 「Raspberry Piで温度センサー。部屋の気温を取得しよう」 。 まず、回路を組む。キットのブレッドボード上に配線する。一応データシート見て進めるのだが、結局、インストラクションに従う。最初、GNDの接続が間違えていて、ラズパイが起動しなくて焦ったが、接続を直したら大丈夫であった。 で、次に pi_piper が必要ということで、"sudo gem install pi_piper" を実行したのだが、「mkmf がない」とエラー終了したので、ネットで検索して "sudo apt-get install ruby-dev" を実行したらOKであった。 次にやることは、デフォルトで無効化されているSPIを有効化する。これは、 "/etc/modprobe.d/raspi-blacklist.conf" を編集して、 "#blacklist spi-bcm2708" とコメントアウトして再起動。 正しく認識されていれば、SPIは /dev/spidev* という形で見えているはずなのだが、見えていなかったので、別の方法 "raspi-config" から Enable にしてみた。今度はバッチリだった。 ここで、あまりに寒いので、床暖の入っている二階へ移動。ラフロイグのクォーターカスクを片手に作業を進める。ちなみに

日本酒に味噌に醤油

昨夜、山口料理のお店で、鶏肉の料理に麦味噌がそえられてでてきた。そのとき、米味噌などがあることを知った。ただ、そこにいたメンバーは、誰も、それらの違いを説明できなかったので、帰ってから自分で調べてみたので、まとめておく。 1. 味噌は大豆を麹で発酵させたもの。タンパク質が分解されて生まれるアミノ酸が旨味となる。 2. 味噌には、米味噌、麦味噌、豆味噌がある。違いは米麹を使うか、麦麹か、豆麹か。 3. 市場に出回っている大半は米味噌。三種をブレンドした調合味噌もある。 ということで、麹の養分となる穀物が異なる。 ちなみに、最近流行った塩麹は米麹に塩を添加したものなので、これに茹でた大豆を加えると、味噌っぽいものになるはずだと思う。 ところで、味噌の他に話題となったのが、「たまり醤油」と、九州で多い甘い醤油。これらについても調べてみたい。 山口の日本酒と言えば獺祭が有名だが、いろいろな料理にマッチしていたのは、雁木の純米吟醸 無濾過生原酒。渋みとコクがしっかりしていて、キレの良い甘みが良い。

初積雪

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東京はこの冬の初積雪を観測。しかし、朝には冷たい雨に変わったため、道路はグシャグシャのシャーベットに水たまりが点在するという、ひどいコンディションになった。 駅に着くと、ホームが人で埋まっていたので、電車に乗るのはやめ、一旦駅を出て近くの喫茶店でやり過ごすことにした。 天気図を見ると、強い低気圧が関東を直撃したようだ。どちらかというと、春先の大雪という感じなのかな。 昨日定植したばかりのパセリは大丈夫だろうか。もっとも、「パセリは移植を嫌うため、根っこは極力いじらないように」というアドバイスをすっかり忘れ、巻いていた根を切ったりしてしまったからダメかもしれないのだが。

カランコエであることが判明

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家にあった正体不明の植物があったのだが、花屋で並んでいるのを見て、 ようやくその名前がカランコエであることがわかった。 カランコエ、ベンケイソウ科、学名はKalanchoe。とにかく水はけの良さが重要とのこと。 寒さに弱いとのことだったので、室内に取り込んだ。 冬から初夏までが花期。花を咲かせるためには短日処理が必要らしいが、外に出しっぱなしでも蕾がついた。そろそろ黄色の花が咲きそうだ。

チキンスープ

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先週とって冷凍しておいたチキンスープストックを使って、チキンスープを作った。 レシピはみんなのきょうの料理を参考にした。 自前のスープを使ったから、優しい自然な味わいに仕上がった。なかなか満足。 ちなみに、林試の森公園では早くも河津桜が咲いていた。この冬がいかに暖かいかを表している。

ウェアラブルEXPO

東京ビッグサイトで開催されていた「ウェアラブルEXPO」へ行ってきた。最終日ということもあってか、ものすごい混雑だった。通路が人で埋まるほどの大盛況。ウェアラブルデバイスへの関心がとても強いことを表していた。 ただ、展示されているデバイスはほとんどが「こんなことできます」というデモのための「試作品レベル」という感じで、「本当にコンシューマ向けに売る気あるの?」というイケてないデザインのものがほとんどだった。 そして、何より、それらを身につけることで得られるベネフィットがいまいち見えてこないのが課題だと感じた。それがないと、わざわざそんなダサいものを身につける気にならない。 個人的には、こういう中途半端な出来のウェアラブルデバイスの展示よりも、最先端のセンサ素子展や人工知能、ビッグデータといった要素技術主体の方が興味深いと思う。まあ、それだと人集められないのだろうけど。 そういう意味では、オムロンが展示していた、+/-5cmの精度で高度を測定できる気圧センサなどは興味深かった。 いつも身につけるウェアラブルとしては、やはり腕時計型しかないように思う。あるいはネックレスやペンダント型か、大きめの指輪型。寝ている間も身につけたいから充電は極力不要にして、必要ならUSBケーブル接続で充電。 そして、そう遠くない未来には、きっと脳波が機器とのインタフェースになり、ここの中で司令を出すだけで、クラウド上のデータを検索して引き出せるようになるのだろう。そんな話を会社の同僚にしたら、「それは攻殻機動隊の世界だ」と言われた。僕は名前を聞いたことがあるくらいだったのだが。 荒唐無稽のように聞こえるかもしれないが、アメリカのIT巨人はそれを実現できると信じているにちがいない。

ルバーブの収穫について

ルバーブについて少し調べてみたら、「収穫は半分くらいにとどめておく」とあった。しかも、春から秋が収穫時期。冬は地上部は枯れてしまうようだ。 うちのルバーブは、6枚ほどあった葉のうち5枚収穫してジャムにしてしまったので、大丈夫かな。でも、どうせ地上部が枯れてしまうならどうでもいい気もするが。 あと、ジャムにするときは、やはり、皮はむくものらしい。皮付きのままとどっちがいいのだろう。 昨日から少し喉が痛い。軽い風邪にかかったようだ。急に冷え込んできたのと、連休で気が緩んでしまったからか。 今朝はランニングも休んでおいた。

ジャガイモと鱈の煮物とマンサニージャ

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マンサニージャとマッチしたのは、ジャガイモと鱈の洋風煮物。 ジャガイモの甘みと鱈の旨味、そして、ハーブの香りがマンサニージャの爽やかな酸味とわずかな樽香と合う気がした。 キュウリのピクルスを加えるとより美味しく味わえた。 ちなみに、自家製リモンチェッロと栗の渋皮煮がベストマッチだった。

茅の舎のだしですき焼き

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今夜は茅の舎のだしレシピですき焼き。ときたまごのかわりに長芋を叩き潰したとろろをからめていただく。 これも簡単ながら、美味しかった。とろろですき焼きを食べるのは初めてだったが、出汁と合わせると絶品であった。 だしがきくので、はっきり言って、肉はなんでも良い。オージービーフと黒毛和牛を試したが、味の違いがわからなかった。 ただ注意したのは、肉にゆっくり火を通したこと。まず肉を室温に戻し、野菜を入れた上に肉をのせた。 これが効いたのか、あるいは、調味料の酒が効いたのか、柔らかく出来上がった。 飲み物は、梅酒のソーダ割りを食前酒、そして、浦霞の純米を合わせたが、この浦霞はすっきりしすぎていて、すき焼きには少し合わなかった。 実はこの浦霞、ナッツ類に合う。アーモンドや栗の渋皮煮とよくマッチした。チョコレートや、クレームブリュレとも合う気がする。

かやのやの出汁で作ったおでん

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茅の舎の出汁レシピでおでんを作った。楽に美味しくできるのが良い。 具材は豚スペアリブとだいこんがメインとシンプルなレシピ。ネギとゆでたまごは、自分が好きなので追加した。 煮込み時間は1時間弱なのに、だいこんにしっかり出汁がしみ込んでいて、美味しくできた。スペアリブも素材の旨味を残しつつ柔らかく煮上がった。 角煮をやっても美味しく出来そうだ。 飲み物はオズボーンのマンサニージャ。格安だったからか、香りがイマイチな感じだった。もっとも、シェリーなら、この料理にはアモンティリヤードあたりが合うと思う。

日本のものづくり

日本の自動車産業は、パソコンやスマートフォンの二の舞い、要するに「部品供給基地」になりさがるのではないかという危機感がある。 日本の企業は、センシングや光学技術、画像処理技術といった、要素技術はかなり高いものをもっている。 しかし、自動運転や人工知能など、将来の核となる情報技術はグーグルとかアップルとかアメリカ企業が主導権を握っており、他の追従を許していない。 自動車はモジュラー化が進んでおり、電気自動車ではさらにそれが加速するとみられている。 トヨタが人工知能の研究拠点をシリコンバレーに開設したのは、そういう危機感があったからだろう。

2016年元旦

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今年の元旦は久しぶりに初日の出ランを敢行した。場所は品川埠頭。天気は快晴。気温は5度くらいで、暖かめ。 日の出は6:50だったので、6:15に出発した。途中道に迷いながら、到着すると、新幹線やコンテナが邪魔で視界が悪かったので埠頭をさらに北上して、写真の場所でようやく視界が確保できた。でもお台場のあたりのビルがちょうど太陽を隠していて、7:10ころにようやく初日の出を拝むことができた。 今年は毎朝ランニングを目標にする。

Windows10の操作性改善メモ

最近、家の Windows 10 の動作が目に見えて遅かったので、ネットで対処法を調べて実行してみたら、みごと改善した。 問題があったのは、 漢字かな変換が異常に遅くなること Chrome で「ホストを解決しています」と表示されて表示まで長く待たされること の二点。 1については、IMEの「予測入力」が重いことが原因だった。「Windows10のMS-IMEが重い、予測変換が邪魔、という場合の対処方法」 ( http://freesoft.tvbok.com/win10/operation/ms-ime-yosoku.html ) で紹介されている方法で対処した。 2については、DNS キャッシュに問題があるらしい。対処法は、『「Google Chrome」にて「ホストを解決しています」という画面が表示されてから、インターネットアクセスが不可及び著しく低下する症状に関するまとめ』 ( http://www.japan-secure.com/entry/blog-entry-472.html )を参照。詳しいメカニズムはわからないが、キャッシュをクリアして、自動設定だったDNSサーバーをグーグルのパブリックDNSサーバーに切り替える二段階戦法で対処した。パブリックDNSサーバーの指定が必要なのかどうかは検証していない。 実は、何かのきっかけでキーボードが英語配列になってしまうという、未解決問題がある。一度解決したと思ったのに、解決していなかった。原因特定をやるには、Windowsがキーボード配列を設定する仕組みについて知らなければならないのだろうか。