"The Adventure of Sherlock Holmes" を読んだのだが,時代の違いなのか,いろいろと慣れない表現が良く出てきた.例をあげると,"except"のように使われる"save"という単語や,"because"の代わりに決まって"for"が使われていたり.そして中でも印象に残っているのが,"fancy"という動詞.これは文脈からの推測なのだが,どうやら"guess"のように使われている. それぞれ,原文から用例を引用してみよう. save There was not a soul there save the two whom I had followed. for You are to watch me, for I will be visible to you. fancy I fancy that this grey house on the right must be the lodge. 辞書を引いてみると,fancy は guess とはやや違う意味合いのようだ. fancy v. (-cies, -cied) [trans.] 1 feel a desire or liking for: do you fancy a drink? 2 [with clause] imagine; think: he fancied hi could smell the perfume of roses. "The New Oxford American Dictionary" より引用 2番目の imagine; think が当てはまるだろう.「想像する」という意味が含まれる.しかし,1番目の用法も気になる.want の控え目な表現というところか. fancy というと,形容詞の「装飾された」という意味を想像しがちだったが,語源は "fantasy" なので,「空想」という意味合いから,そういう用いられ方につながったのだろう.そして,「想像」・「空想」から「欲する」とつながる. そうだ,このエントリを書くにいたった理由が...