農業の課題

今朝の日経に、日本の農業の課題について書かれていた。一番の問題は高コスト体質だという。コンバインなどの農作業用機械の購入費用やメンテナンス費用が高く、下手をすると、原価率が100%になってしまう農家もあるそうだ。
これをなんとかしないと、農作業はただのボランティアか趣味になってしまう。実際、「趣味」なのか、「義務」なのか、利益以外の目的で農業を続けている人も多いと聞く。
一方、農家が「問題点」として考えているトップは、「農作物の価格が低い」だそうだ。確かに、収益をあげるためには、商品価値を高めて、単価を引き上げる戦略も重要である。しかし、大半の農作物は、いまや世界との価格競争にさらされているので、単純な価格の引き上げは、なんらかの国家的支援なしには不可能だ。
ということは、やはりコストを削減しない限り、農業の収益改善は見込めないわけだ。

では、なぜ、これまでコスト削減の努力がほとんど行われなかったのか?それには、農協の存在や、政府の規制や補助金など、さまざまなものが絡んでいるだろう。この問題を解決するには、まずそこを分析していかなければならない。

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