産業保護ではもうダメだ
高橋洋一の民主党ウォッチ
民主「新成長戦略」のお粗末 産業政策なんかもうやめろ
http://www.j-cast.com/2010/01/14057771.html
これは痛快である.20年まえに財務省の官僚だった著者が書いた論文が,いまでも有効だとは.それにしても,以下の部分がいい.
産業政策の議論の時に、産業政策の正当性を主張する役人に対して、どうしても産業政策をやりたいなら自らがプレーヤーとなって行えばいい、といったことがある。そのときに彼らの反応から、産業政策は役人の失業対策になるかもしれないが、国民のための政策ではないと思った。僕も産業保護は百害あって一利なしだと思う.これは,国益を考えた場合であって,役人や特定の産業従事者にとっては「百利あって一害なし」かもしれない.特定の産業保護をすると,それはかならず市場をゆがめることになる.ITゼネコンもいい例だ.そういう会社に勤めている大学の同期と話すと,非効率なことやっているわりには,日本国内だけでも何万という従業員をかかえて生きながらえている.こういう会社が淘汰されるようにならないと,イノベーションは生まれないだろうし,ブレークスルー・カンパニーも出てこない.
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