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9月, 2013の投稿を表示しています

不動産相場を知るための参考サイト

これから家探しを始めるという人にとって、相場を知るために参考になるウェブサイトを紹介しておきます。 国土交通省が提供している、 土地総合情報システム というサイトです。 このサイトでは、実際の不動産取引情報を基に、地域ごとの不動産価格情報を提供しています。過去の取引に基づいているので、必ずしも現在価格を反映してはいませんが、少なくとも相場観を得るための基礎情報にはなります。実は、公示価格もこの情報をベースに算出されています。 ちなみに、このサイトが提供している情報は、実は不動産を買った人へのアンケートから成り立っています。不動産取引をすると、不動産鑑定士協会からアンケート用紙が送付されてきます。これによって集められたデータを基に、公示価格のシステムが成立しているのです。 家探しをするときには、相場観を養うことも大切です。相場観が無いと、提示された物件価格が高いのか安いのか判断できないからです。それが判断できないと購入を決めることも見送ることもできません。 実際の相場観は、市場に出ている物件をなるべく多く見てみないと養われませんが、手始めにこのようなサイトの情報を見ておくと、大まかな感覚が身に付きます。

不動産売買の仲介手数料を調査!

ふと、不動産売買の仲介手数料の額が気になって、その計算式を調べてみたところ、以下の計算式に基づいていることが分かった。    1.05 * [ (不動産価格) * 3 / 100 + 6万 ] しかし、なぜこういう式になるのかきちん説明できているネット上の解説が見当たらなかった。そこで、正しい計算式とその導き方をここに示しておこうと思う。 仲介業者が、売主または買主のどちらか一方から受け取れる手数料の上限額は、「国土交通省告示第100号・宅地建物取引業法・第二定義」に基づく。この定義によれば、その計算式は次の通りとなる。 不動産価格をX万円、手数料の上限額をY万円とする。 Xが200(万円)以下のとき、Y = X * 5.25 / 100. Xが200を超え400以下のとき、Y = 200 * 5.25 / 100 + (X - 200) * 4.2 / 100. その他の(Xが400を超える)とき、 Y = 200 * 5.25 / 100 + 200 * 4.2 / 100 + (X - 400) * 3.15 / 100. 多くの場合、不動産価格は400万円以上するものなので、3. の式を整理してみると、次のようになる。 Y = 1.05 * (200 * 9 / 100 - 400 * 3 / 100 + X * 3 / 100) = 1.05 * (X * 3 / 100 + 6) 冒頭の式が得られた。この式は、いろんなところで紹介されているのだが、もと定義から導いている解説には出会ったことがない。 ちなみに、400万円以下のとき、2. の式を整理してみると、次のようになる。 Y = 1.05 * (X * 4 / 100 + 2)