不動産売買の仲介手数料を調査!

ふと、不動産売買の仲介手数料の額が気になって、その計算式を調べてみたところ、以下の計算式に基づいていることが分かった。
   1.05 * [ (不動産価格) * 3 / 100 + 6万 ]
しかし、なぜこういう式になるのかきちん説明できているネット上の解説が見当たらなかった。そこで、正しい計算式とその導き方をここに示しておこうと思う。

仲介業者が、売主または買主のどちらか一方から受け取れる手数料の上限額は、「国土交通省告示第100号・宅地建物取引業法・第二定義」に基づく。この定義によれば、その計算式は次の通りとなる。

不動産価格をX万円、手数料の上限額をY万円とする。

  1. Xが200(万円)以下のとき、Y = X * 5.25 / 100.
  2. Xが200を超え400以下のとき、Y = 200 * 5.25 / 100 + (X - 200) * 4.2 / 100.
  3. その他の(Xが400を超える)とき、
    Y = 200 * 5.25 / 100 + 200 * 4.2 / 100 + (X - 400) * 3.15 / 100.

多くの場合、不動産価格は400万円以上するものなので、3. の式を整理してみると、次のようになる。
Y = 1.05 * (200 * 9 / 100 - 400 * 3 / 100 + X * 3 / 100) = 1.05 * (X * 3 / 100 + 6)
冒頭の式が得られた。この式は、いろんなところで紹介されているのだが、もと定義から導いている解説には出会ったことがない。

ちなみに、400万円以下のとき、2. の式を整理してみると、次のようになる。
Y = 1.05 * (X * 4 / 100 + 2)

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