イルカ漁と捕鯨の本を読んで

年末年始を利用して、イルカ漁関連の本を二冊読み、シーシェパードを批判的立場から書いた本を一冊読んだ。それらを読んだ目的は、イルカ漁・捕鯨の実態を知ることと、それに関わる様々な立場の人の考え方を知ることにあった。

三冊の本を読んだくらいではまだまだ足りないと思うが、いくつか明確になったことがある。

1. 日本の調査捕鯨は不透明である。
2. 行政は捕鯨に関してほとんど無関心である。
3. 日本のイルカ漁は、地元に根ざした文化ではなくなった。

これらをまとめると、日本の捕鯨はしりすぼみであり、やがて消滅してしまうのではないかと思える。日本の調査捕鯨は、その目的からして、不透明だし、水産庁の捕鯨管理体制はお粗末なもので、天下り先確保のためだけに存在しているようなものだ。それに、イルカ漁を行っている地域においても、その経済的重要性は低くなっている。

捕鯨に関して、いろんな議論をすっ飛ばして、私の意見を言うと、「日本の捕鯨をガラス張りにして、世界に堂々と胸を張ってやればいい」ということになる。

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