日本の世界的地位向上に何が必要か

ジャパン・パッシングやジャパン・ナッシングなどと言われたりしているが、確かにBRICs各国などの台頭を前に日本は埋もれてしまうという危機感がある。事実、2006年の日本の1人当たりGDPはOECD加盟国中18位に沈んでいる。

日本の世界的地位を高めるためには何が必要か。私は以下の三つと考えている。

・人材
・成長志向
・規律

人材
資源のない日本において、富の源泉といえば人材しかない。それも、世界で通用する人材を育てなくてはならない。そのためには、教育を大幅に見直す必要がある。まず、議論ができるようにしなくてはならない。世界と対等に渡り合うためには、高いコミュニケーション能力が必要とされるからだ。

成長志向
優秀な人材を育てても、海外に流出してしまっては意味がない。そのためには、日本社会が有能な人間にとって魅力的なものでなければならない。魅力的な社会とはどういうものか。それは、成果を正等に評価する社会であろう。日本の成長へ貢献することに対するインセンティブを引き上げることが重要だ。年功序列の賃金体系、官僚の天下りはすべて廃止しなくてはならない。

規律
しかし、人間と言うものは怠惰な生き物である。成長志向の徹底だけでは十分ではない。負の方向へ向かう者に対する罰も必要である。それは、格差は現状レベルの維持にとどめることである。最低限のセーフティーネットは用意すべきであるが、必要以上の保護は成長上昇志向の妨げとなる。

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