どうやってスピーチの緊張を克服するか

スピーチに苦手意識のあった私が,千代田トーストマスターズクラブに入ってから早くも半年が過ぎた.その間,準備スピーチは3回,テーブルトピックス4回くらい?論評3回?その他,計時係などなどを含めると数え切れないくらいのスピーチをしてきたことになる.

そもそも,私のスピーチ苦手意識の原因は「アガリ症」である.とにかく人前でしゃべるときには,その人数や場所に関係なく,いつも緊張するので,思うようにしゃべれないことが多かった.

それで,トーストマスターズクラブに入ってアガリ症を克服できたかというと,克服はしつつあるが緊張はする,というのが本音だ.緊張している中でも,落ち着いて伝えたい内容を話せるようになってきた.もちろんまだまだ未熟者だが,この点は大きく変化したと感じている.

何が変わったのだろうか?

まず第一に「練習」だと思う.スピーチの場面をイメージしながら何度もリハーサルを繰り返して準備をつむことによって,緊張は克服されるものだと感じる.スポーツ選手が何度も何度も基礎的な動作を繰り返しトレーニングするのと同じだ.

第二に,「丸暗記」である.とはいっても原稿を丸暗記するのではなく,導入とまとめの部分を丸暗記してしまうのである.丸暗記するためには,当然コンパクトにまとめる必要がある.これらを完全に暗記することによって,どんなに緊張していても,ある程度スムーズにスピーチを始めることができる.出だしがよければ次第に緊張もほぐれてくるので,本論も落ち着いてしゃべることが出来る.

最後に,「準備」である.これが最も大切だ.何を準備するかと言うと,まずは,ネタ探し.常にスピーチのネタを探すようにしていると,急にスピーチでも慌てない.そして,スピーチの組み立ても重要だ.どんなにいい内容であっても,構成がなっていないと聞き手に伝わらない.しっかり構成を練ることは,自信をもってスピーチをするための必要条件だ.

まとめると,スピーチに対する取り組み方が変わったのだ.スピーチの機会が半ば強制的に作ることによって,スピーチの準備に本気で取り組むようになり,その結果,緊張を克服できるようになってきたわけだ.私はまだまだ未熟者だが,人間追い込むことによって大きく成長するものである.そして,自分が苦手意識を持っているところこそ,その変化は大きい.

コメント

このブログの人気の投稿

Gbps でなく GT/s

PowerShellによるExcel/PowerPointの操作

TV視聴サーバー