復興財源について少し考察

復興財源をめぐる報道が増えてきました。主流は債券発行と増税のハイブリット型ですが、ふと、「経済学者はどう考えているのだろうか」と思ってググってみたらそれほど意見が出ていないのですね。マスコミが報じるのは政治家の発言ばかり。

(こういう雰囲気が原発の失敗をもたらしたんじゃなかろうか。。。)

ということで、自分で少し考察してみたところ、政府が検討中の案(復興債と消費税増税の組み合わせ)が良さそうだと思い始めました。

「なぜ債券と増税を組み合わせるか」
消費税の増税だけに頼ると、今より10%も引き上げて15%にしなきゃならないからです。復興に必要な費用は最低25兆円と言われています。消費税1%はだいたい2.5兆円の税収になるので、10%の引き上げが必要となるのです。さすがにここまで急激に引き上げると消費に打撃を与えかねませんし、パニック消費が起きる懸念も予想されます。

「なぜ消費税か?」
消費税がもっとも透明性の高い税であり、万人に平等の課税率であり、景気の影響を受けにくい(ここは根拠が弱いなぁ。。)からです。

その上で、債券償還の財源に消費税増税分を当てることにより債券の信用を確保することができます。これによって、低い金利で債券を発行することが可能となるでしょう。

というわけで、私は政府が検討している「復興債と消費税増税」案で良いと考えています。今のところは。

ですが、もう少し経済学者の意見を聞いてみたいと思っているところです。ひょっとして経済学者には自明すぎる問題なのでしょうか?

コメント

このブログの人気の投稿

Gbps でなく GT/s

HCSLに33オームの直列抵抗が必要な理由

PowerShellによるExcel/PowerPointの操作