格差是正がやる気をそぐ

このところ、だれもが弱者保護を叫び、格差は悪だという風潮だが、この格差是正の政策が、若者のやる気をそぎ、夢を描けなくさせていることに政府は気がついているのだろうか。 
悪平等社会が労働生産性を低下させることは、社会主義国家の崩壊によって証明済みである。 

保育園の入園審査も同じである。保育園が不足しているため、入園の競争率はとても高い。そこで、共働き家庭が優先されるのだが、そのなかでも、世帯所得の低いほうが優先される。入園できずに休職期間が長引いて所得が減ったとしても、それは考慮されない。これも所得を低いほうへ均すという、悪平等制度だ。 

合理的に考えれば、所得が大きいほうに優先的に配分したほうがよい。より所得の高いほうが、国への貢献度も高いからだ。より多くの税金を払っているほうを冷遇するとは、公共サービスとして、まったく理にかなっていないのである。 

そこで、ひとつ提案したい。保育園の定員の60%分(これは仮の割合)の保育料をオークションとし、残りをこれまでどおりの抽選とする方法だ。要するに、保育料に、市場原理を働かせようというわけだ。所得が高い人は、それ相応の保育料を払えば、確実に希望の保育園を確保できるようになる。所得の低い人も切り捨てられない。こうすれば、補助金を垂れ流してきた保育園も、利益が出せるようになるかもしれない。Win-Winの解ではないかと思う。

コメント

匿名 さんのコメント…
毎年3兆円の税金を投入する高速道路の無料化は、税金を使った格差拡大策と見なせないだろうか。
低所得層は高速道路を使わないから、取られた税金は、自家用車で高速道路を走る者に使われる。弱者からの所得移転である。

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