一流になるためには

久しぶりに、マイミク日記の更新リストが「正常」表示にもどった。。。落ち着いたのかな。

最近は読書があまり進んでいない。。。英語の本を読むように努力しているからなのだが。英語の本は「ななめ読み」ができない。ぱっと見てもキーワードが飛び込んでこない。それをなんとかできるように頑張ってみている。

最近読んだ本は、Malcolm Gladwell の "Outliers"。そんなにボリュームも多くないし、畳み掛けるような展開が読みやすい。いわゆるビジネス書だが、特に教育に役立つ内容だと思った。

内容は、ビルゲイツやタイガーウッズ、イチローといったスーパースターは、飛びぬけた才能があったわけではなく、優れた素質と本人の努力、それを発展させるための環境に恵まれていた、という話。アイスホッケー選手や、IQが高い人を集めて行った研究、はたまたアジアの稲作と学力の関係など、多岐にわたる事例が紹介されている。

先週の「プロフェッショナル」は水中カメラマンの中村征夫さんだったので、久しぶりに見た。中村さんもまさに、outlierだと思った。貧乏生活しながらも、東京湾の海を撮り続けてきた。まさに「継続は力なり」と思った。プロとは、やはり何か一本コアとなるものを持っている。

"Outliers"に興味深い話がある。何事も大成するためには、「1万時間」の訓練が必要ということだ。「何をするにも3年」とよく言われるが、年3000時間費やすとすれば、3年で1万時間に近づく。「3年」という数字は、経験的に的を得ている数字なのかもしれない。

ちなみに、年3000時間とは、睡眠時間と食事などの時間を除いた残り全ての時間にあたる。睡眠時間が6時間だとして、食事などに3時間、残りは15時間。年200日換算だと3000時間。300日換算では4500時間。ここまで計算してみて、ふと、自分は日々「15時間も使えているだろうか?」と考えてしまった。せいぜい12時間くらいじゃないか。。。睡眠時間が足りないかな。

ここで、ちょっと日本人の年間平均労働時間を調べてみたところ、統計局のページ
http://www.stat.go.jp/data/nihon/16.htm)に詳しい資料があった。平均は1,850時間。多いのは運輸業で2,113時間。もっとも少ないのが(不思議なことに)飲食店・宿泊業で1,474時間。もちろん、この数字は実態を反映していない可能性もあるが、おおまかな構造は理解できる。

つまり、年間自由に使える約4,000時間のうち、半分くらいは仕事に費やしているのである。だから、プロフェッショナルとして一流になるためには、仕事の時間も、キャリア形成のために意味有る訓練に費やされなくてはならない。そうしないと、3年経っても大したスキルが身についていないという事態になってしまう。

この週末はそんなことを考えていた。そういえば、英語リーディングにどれくらい時間を費やしたかな?一日2時間x200日x10年だとしても、せいぜい4000時間か。まだまだ絶対量が足りないのだ。

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