マラソン中継の解説はテレビ局の思惑が絡む?

今日の(もう昨日だが)横浜国際女子マラソンをテレビで観ていて、あまりにも的外れな解説ばかりなのは何故だろうと疑問を持った。そこでできあがったのが次の仮説である。

最後までマラソン中継を観てもらいたいという、テレビ局の思惑が解説者の話す内容に影響を与えている。

今日のレースは、30Kあたりで、それまでトップを走っていた日本人選手が外国人選手に抜き去られ、どんどん差を広げられて最終的にゴールタイムで3分近い差をつけられてしまうという展開だった。

このトップが入れ替わったとき、明らかにスピード差があった。そのとき解説者が発したのは、「まだまだ良い走りをしているから優勝を狙えます」というような内容のものだった。しかし、二位に下がった日本人選手はまったく食い下がれない。一方のトップ選手はまだまだ走りに余裕があった。ある程度マラソンを知っている人なら、この時点で「勝負あった」と思ったはずである。にも関わらず、この解説である。

それでも解説に根拠があれば納得できるのだろうが、それもない。その後、画面に1kmごとのスプリットタイムが表示された。すると、一位と二位の選手の間で、10秒あまりの差が続いていた。1kmで10秒差がつくということは、1km走るごとに約50mの差がつくことになる。終盤でこのスピード差はかなり絶望的なはずである。

というわけで、なぜこのような的外れな解説しているんだろう、と違和感を感じてしまったのである。

解説者がおかしな人だとは思えないので、何かありのままを話す事ができない事情があるのか。。。と考えていったところ、冒頭の仮説にいきついたわけである。あくまで仮説なので、検証されなければならないが。

この仮説を検証するには、裏事情に通じる人へのインタビューが直接的だろうけれども、そんな事をやっている暇もツテもないので、とりあえずは、民放とNHKで解説者の発言内容に違いがみられるかどうか、ちょっと気にしてみようかなと思う。

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