機関車トーマスで仕事を学ぶ

テレビ番組の機関車トーマスは、「仕事とはなんたるか」が学べる、なかなか良い内容だと思う。
先日も、D51のヒロが、質の悪い石炭をもらってしまい、すすだらけでボイラーの調子がおかしくなったにも関わらず、「無理をしても走り続けなければならないときもあるんだ。」と、踏ん張って良い仕事をする、というストーリーがあった。たとえ条件が悪くても、ここぞというときには踏ん張り続けなければならないのが仕事というものである。
いろいろな機関車たちが、それぞれの特徴と強みを生かして仕事をする、というのも良い。トーマスは小型の客車を引き、ゴードンは急行列車の大型客車を引く。パーシーは郵便貨車を引く。いろんな機関車が力をあわせて、一人ではできない仕事を協力して仕上げて行くというのも良い。
そして、何より良いのは、トップハムハット卿というボスに対して、誰もが「いい仕事をしたい」「役に立つ機関車になりたい」と思っていることだ。会社という組織では、結局上司が期待する以上の成果をあげることが一番重要になる。そして、上司の役割は、部下が成果を出せるような課題を与え、成果を出せる環境と成長の機会を用意することである。ハット卿と機関車たちの間にはそのような良い環境がある。
こういうストーリーの話はあまり無いような気がする。なかなか貴重な存在だと思う。

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