ウェアラブルEXPO

東京ビッグサイトで開催されていた「ウェアラブルEXPO」へ行ってきた。最終日ということもあってか、ものすごい混雑だった。通路が人で埋まるほどの大盛況。ウェアラブルデバイスへの関心がとても強いことを表していた。

ただ、展示されているデバイスはほとんどが「こんなことできます」というデモのための「試作品レベル」という感じで、「本当にコンシューマ向けに売る気あるの?」というイケてないデザインのものがほとんどだった。

そして、何より、それらを身につけることで得られるベネフィットがいまいち見えてこないのが課題だと感じた。それがないと、わざわざそんなダサいものを身につける気にならない。

個人的には、こういう中途半端な出来のウェアラブルデバイスの展示よりも、最先端のセンサ素子展や人工知能、ビッグデータといった要素技術主体の方が興味深いと思う。まあ、それだと人集められないのだろうけど。

そういう意味では、オムロンが展示していた、+/-5cmの精度で高度を測定できる気圧センサなどは興味深かった。

いつも身につけるウェアラブルとしては、やはり腕時計型しかないように思う。あるいはネックレスやペンダント型か、大きめの指輪型。寝ている間も身につけたいから充電は極力不要にして、必要ならUSBケーブル接続で充電。

そして、そう遠くない未来には、きっと脳波が機器とのインタフェースになり、ここの中で司令を出すだけで、クラウド上のデータを検索して引き出せるようになるのだろう。そんな話を会社の同僚にしたら、「それは攻殻機動隊の世界だ」と言われた。僕は名前を聞いたことがあるくらいだったのだが。

荒唐無稽のように聞こえるかもしれないが、アメリカのIT巨人はそれを実現できると信じているにちがいない。

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