セミナー受講

今夜は、GSAM社長、土岐大介氏の講演を聴いてきた。ちなみに、GSAMはゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントの略。

想像していたより小柄な方だったが、とにかく声が大きい方だった。それと、顔をくしゃくしゃにする笑顔と、厳しい顔つきをするときの人を射るような眼光の鋭さ、このギャップが印象的だった。

まず、なにより、スピーチの手本となった。声の強弱、間の取り方、視線、ジェスチャー、表情。説得力のある喋り方とはこういうものかと感じた。

内容としては、リーマンショックから今に至るまでの金融業界の裏話から、今後の経済の動きまで、いろいろ面白い話を聞くことができた。リーマンショックの直後は、本当に、GSですら「もう終わりか」という状況だったらしい。

でも、今日一番の収穫は、「勉強が大切」ということだった。特に、世界の動きを読むためには、「歴史感」が大切ということ。土岐氏も、大量の本を購入して勉強しているらしい。

そのほかの話は、金融業界の内部事情を除いて、別段新しい情報も無かった。今のインターネット時代、情報の価値は著しく下がっているということか。結局、なんだかんだ言って、明日のことは『ケ・セラ・セラ』であることに変わりはない。自らの予測に従って意思決定していくしかない。

最後に、金融界の話を聞いていて、やっぱり金融(特に投資銀行やヘッジファンド)は「危ういなあ」と感じてしまった。GSの業績がいいのも、トレーダー出身のCEOの直感で切り抜けてきたとのことだ。いつまでも好業績を続けることはできないだろうと感じた。

しかし、面白かった。

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