Android端末とスマートフォンの将来

Android Developer Challenge 2 がエントリー開始する。Android携帯用アプリのコンテストである。
http://code.google.com/android/adc/

賞金がすごい。優勝賞金 25万ドル(約2,325万円)である。開発言語はJava。プログラミング経験のある人は挑戦してみてもいいのではないだろうか。

ところで、今日Android携帯を触ってみたのだが、意外にさくさく動いてびっくりした。結構iPhoneの操作性に近いものがある。

Androidがシェアを伸ばすのは時間の問題だろう。しかし、Androidが市場を占めるということは、端末メーカにとっては美味しくない世界となる。

Androidによって、アプリケーション・プラットフォームが統一されると、新しいセンサーなどの独自のハードウェアを追加することが難しくなる。機種によってGPSがあったりなかったりすると、アプリケーションを作成する側が困ってしまうのだ。Androidプラットフォームで統一を図るためには、ハードの制約も避けて通れない。iPhoneアプリがうまくいっている理由は、端末もOSも、Appleが開発・提供しているからだ。AndroidアプリがiPhoneを超えるためには、ハードもあわせて統一規格を作る必要がでてくる。

独自のハードを追加できないとなると、「誰が安く作れるか」というコスト競争になってしまう。したがって、ネットブックと同じで、端末メーカとしては美味しくない話なのだ。

現在は混沌としているスマートフォン市場だが、5年くらい先には、淘汰が進んで、スマートフォン端末メーカーも、OSも2大勢力が市場を席巻するようになるのではないか。

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