最後のゼロファイター

「最後のゼロファイター」を読んだ。本田稔元海軍少尉の空戦の記録。編隊を組んで戦うとはいえ、戦闘機のコックピットの中は一人。その道具を駆って戦うさまは、やはり、戦国の武士のようだ。

防御が弱かった零戦に変わって、終戦間際に量産が始まった「紫電改」がかなり高性能、最先端の技術を盛り込んだ戦闘機だということを知った。F6FヘルキャットやF4Uコルセアなどとも対等に戦えたという。さらに、熟練の操縦技術があれば、あの巨大爆撃機B29を落とすこともできたそうだ。

これまで、戦争の話というと、原爆や本土空襲、沖縄戦など、民間人の被害の話がほとんどだった。もちろんそれは悲惨な戦争の一面であるが、最前線もまた一面だ。そこで命をなげうって戦い抜いた人の話も語り継がねばならないと思う。

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