ウイスキー


『ウイスキーの科学』古賀邦正著,を読んだ.

ウイスキーを幅広く科学的な視点から分析しているのが,面白い本だ.モルトやグレンといった材料の話から入り,製法を詳細に説明したあと,あの風味が生み出される仕組みの科学的分析を試みている.

驚くのは,これほど科学技術が発達した現代でも,熟成する樽のなかで何が起きているのか,いまだによく分かっていないことが多いということ.ブレンドして加水したあとも,「1か月置かないと味が落ち着かない」という言い伝えも科学的には解明できていないらしい.

そんな謎に包まれていることを知ると,ますますウイスキーの魅力を強く感じずにはいられない.

そういえば,つまみには,ナッツやチョコレートなどが定番だそうだ.先日,甘いものということで,どら焼きを試してみた.「山崎10年」とはとてもよくマッチしていた.ストレートがおススメ.「マッカラン12年」でもやってみたところ,悪くないが,やや香りがぶつかる感じがする.あんこの甘さには,さわやかなジャパニーズが合うのかもしれない.

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