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東京マラソン2012当選

ついに東京マラソン2012の出場権を得ました。2007年の第一回から5回連続落選だったので、今回も期待していませんでしたが、ついに当選しました。陸連に登録したのが多少影響しているのかもしれません。 今年はトレーニングサボりがちで走力がかなり落ちてしまっていますが、目標は高く「サブスリー」に設定します。というのも、昨年も同じような状況のなか、約4ヶ月のトレーニングで何とかサブスリーを達成した実績があるからです。今年も、東京マラソンまで4ヶ月あまり。無理な目標ではないでしょう。 目標達成のため、まずは走力を取り戻すためのトレーニング計画を立てます。これは今週末やります。その後は地道に走り込みするのみです。来年2月26日、どのような結果となっているかは分かりませんが、目標に向けて、再び努力してみようと思います。

トーストマスターズクラブ例会

先週参加した千代田トーストマスターズクラブと東京メトロポリタントーストマスターズクラブの例会を振り返ってみます。 まず千代田TMCから。こちらは第90回例会。役割は「最優秀例会レポート賞」の発表と表彰ということでしたが、急遽計時係も担当することになりました。 いつもながら反省点ばかりなのですが、まず初めに、見学者の出迎え方が失敗したなと思いました。挨拶を交わしたまではいいのですが、会員担当役員を探してバトンタッチしてしまいました。見学者からすれば、会員担当かどうかはどうでもいいことですね。これからは、いつでも見学者を迎え入れる準備をしておこうと思います。 「最優秀例会レポート賞」の表彰では、短いスピーチを行いました。そこで感じたのは「かなり場慣れしたな」ということでした。スピーチの内容はまだまだ改善する余地が大有りなのですが、とりあえず人前に立ってもあがることはなくなりました。これからは、いかにスピーチを磨いていくかが課題です。そのためには、自分のスピーチを客観的に見ることが良いと思っています。 今回の例会で良いなと思った言葉があります。 「良い論評があるのは、良いスピーチがあるから」 「本当にそうだな」と思います。きちんと準備して全力で挑んだスピーチにこそ的確な論評がされるのです。いい加減な気持ちで挑んだものには、いい加減なフィードバックしか返ってきません。これはスピーチに限らず、何にでも言えることですね。 続いて東京メトロポリタンTMC。こちらはジャパンTMCとの合同例会でした。私の役割は総合論評、論評セッションのコントロールと、例会全体を論評する役割を担います。 今回は、特別にディベートセッションがありました。私は聞いているだけでしたが、限られている時間の中で思考を組み立てて議論を交わすというのは、いいトレーニングになると感じました。 総合論評も臨機応変に振る舞わなければならない難しさがあるのですが、以前よりも自然にこなせるようになってきた感じがしました。これも場慣れでしょうね。一番の失敗は、プログラムを持たずに登壇してしまったため、途中、何度もTMOMに進行の確認をしてしまったことです。慣れた頃に気の弛みがおきますね。次は気をつけます。 何にしても、PDCAが大切ですね。トーストマスターズに当てはめると、 まず、事前...

Gbps でなく GT/s

最近の通信速度の単位は、Gbps (Gigabits per second) でなく、GT/s (GigaTransfers per second) なのだそうです。 なにが違うのかと言うと実効速度。最近の高速シリアル通信では、8ビットのデータを転送するのに10ビット使う(8b/10bエンコーディング)など、冗長なエンコーディングを使っているため、GT/s で表示された値よりも実効速度は低くなるのです。例えば、8b/10bを使う160 GT/s の通信ケーブルにおける実際のデータ転送レートは、128Gbpsとなります。 なぜこのような「無駄」をするかというと、同じ通信経路上にデータとクロック信号(受信側でデータを読み取るタイミングを知らせる信号)を載せるためです。データとクロックを同じ配線に載せることによって、一本の通信路だけでデータを正しく読み取れるようになります。 参考文献 "What does GT/s mean anyway?", TMWorld.com "8b/10b", Wikipedia

転職しました

突然ですが、転職しました。本日、6月15日からアメリカの半導体メーカーで、 FAE (Field Application Engineer)として働き始めました。といっても、最初は勉強ばかりで「働いている」とは言えませんが。。 FAEは、技術面からセールスのサポートをしたり、顧客が抱えるトラブルを解決したり、顧客の要求を吸い上げて新製品開発につなげて市場開拓したりと、セールス+サポート+マーケティングという役割です。 まずはセールスとサポートで売上げに貢献し、徐々にマーケティングで成果を出せるように頑張っていこうと思います。

あじさいの花

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梅雨はあじさいの季節ですね。写真は、林試の森公園で6月5日に撮影しました。真昼だったのですが、曇り空で光がちょうどいい具合でした。構図もまずまずの出来です。 あじさいの花言葉を調べてみると、とらえどころが無い感じですね。「移り気」、「美しいが冷淡だ」、「元気な女性」、「無情」、「浮気」。。どことなく冷たい感じの色、いくつもの花が集まって一つの花を形作っていること、そんなところから生まれたのでしょうか。

ランニングと料理

ランニング 16:50 から林試の森公園を4周。うち3周目はほぼ全力で。体が重く、思うようにスピードに乗れませんでした。5月にサボりすぎた結果でしょう。またゼロから積み上げるしかありません。 1周目 6'53"97 2周目 6'11"18 3周目 5'21"95 4周目 6'52"75 料理 ジャガイモコロッケを作りました。参考にしたのは ここのレシピ です。実家以外で揚げ物やったのは初めてでしたが、なかなか上手く出来ました。 玉ねぎと挽肉をいためたものがなかなか美味しかったのと、油の温度制御が思いのほか大変だということがわかりました。適温は170度から180度らしいのですが、温度計にディレイがあるため、温度計だけ見てると容易にオーバーシュートしてしまいます。「適温になった」と思って投入すると、あっという間に焦げ目がついてしまいます。温度計に目をやると200度オーバー。 結局、油の温度は色のつき具合や上がる音などで判断できるようにならないとダメなようですね。

フルマラソンは熱くて厚い

ランネットが実施している フルマラソン一歳刻みランキング の結果を見ると、まだまだマラソン熱は冷めていないようです。 そして、私の年齢より年上の記録を見ると、1位のタイムは年齢とともに落ちて行くものの、100位のタイムは良くなって行きます。30代から40代は市民ランナーの層が最も厚い年代なのでしょう。 当分の間、私がこのランキングで100位以内に入ることは無いでしょう。。自分がトレーニングにさける時間を考えても、体質的に考えても、おそらく、もっと短い距離でタイム向上を狙う方がまだ可能性が高いと思います。

グローバル時代の鍵は「マーケティングと製品開発の融合」

とあるメーカー(3月決算)の決算短信をざっと読んでみたところ、リーマンショック後の昨年度と比較すると業績が急回復しているのがわかります。これは日本の多くのメーカーにあてはまることでしょう。ただ、手放しに喜べないことに、その急回復の内容がやや持続力に欠けることにあります。さらなる成長を求めて、企業は必然的に世界を目指すことになります。そして、そこで成功するために重要なポイントは、マーケティングと製品開発の融合です。 まず売上高が大きく改善した要因として決算書に書かれていることは、主に次の二点に集約されます。 新興国の好況 エコカー減税、エコポイントなどの景気刺激策 これに加えて徹底した経費削減を行った結果、営業利益が大幅に跳ね上がりました。 重要なのは、これらの要因は一過性のものに過ぎないことです。新興国の代表である中国では物価上昇が激しく、引き締め政策によって早くも景気減速の兆しが見え始めています。また、減税や補助金による景気刺激策も、この東日本大震災の被害を考えると縮小せざるを得ないでしょう。 日本のメーカーが今後さらなる成長を目指すならば、真のグローバル化の道しか残されていません。市場を世界に求め、それに適応したサプライチェーンを構築しなければなりません。人口減少の進む日本を出なければ衰退あるのみです。成長を目指す企業にとって、グローバル化は止めることの出来ない流れなのです。 世界の市場を勝ち取って行くときに重要なのは、マーケティングと製品開発の融合ではないでしょうか。ハイテク機器メーカーは、とかく、マーケティングと設計・開発の間のコミュニケーションギャップが大きいため、断絶や対立が発生しやすい傾向があります。そのギャップを埋め、世界各地の顧客を満足させる製品を作れるかどうか、それがグローバル化の成否を分け目となります。

寝言

今朝起きたら、妻から「かなりはっきりした寝言言ってた」と言われ、一瞬ドキッとしたのですが、内容を聞いて笑ってしまいました。 「むかしむかし、あるところに。。。おじいさんは山にスケートへ、おばあさんは川にスケートへ出かけました。。。」 とハッキリしゃべっていたそうです。 しかし、どうしてこんなことしゃべったのか全く分かりません。あるとすれば、最近観た「英国王のスピーチ」が影響しているのか?それにしても「山にスケート」とは。。。 寝言って面白いんですね。

アービトラージについてまとめ

裁定取引(アービトラージ)について、よく理解してなかったことに気づいたので、ここでちょっとまとめておきます。 アービトラージとは、非効率な価格付けがされている商品間の取引を行うことによって、(理想的には)リスク無しに利益をあげることです。 例として、古典的な株式交換による合併を考えます。 1ヶ月後、A社がB社(双方とも上場している)の株式を3対5の比率で交換して合併することが分かっているとします。つまり、 (A社株3株の価値)=(B社株5株の価値) という関係になります。つまり、A社株価:B社株価=5:3 となるはずです。 ところが、A社とB社の現在の株価は 500円と200円となっているとしましょう。B社株は過小評価されていることになります。「ということは、B社株を買っておけば将来儲かるはず。。」と思いたくなるのですが、景気が悪くなって、両方とも株価が下がる可能性があるため、B社株を買うだけでは確実に儲けることはできません。 そこでどうするかというと、A社株を売る(空売り)のです。ここで大切なのは、その量です。株価比が5:3になったときに、ちょうど売り買いの金額が等しくなるように取引するのです。つまり、A社株3に対してB社株5の比率になります。 たとえば、A社株を 300株売って、B社株を500株買い、株価が適性価格になったときに反対取引(A社株を買い戻し、B社株を売る)をすると、適正株価比のときにちょうど差し引きゼロになるので、 150,000 - 100,000 = 50,000円 の利益を得ることができます。この利益は、株価が上がろうが下がろうが、両社の株価比が適性な比率になる限り、必ず得られるものです。つまり合併が成立する限り、確実に得られる利益なのです。 しかし、リスク無しに儲かることは誰もがやりたがるため、結果として、市場にはアービトラージの機会はほとんどありません。今では、アービトラージはコンピュータの仕事ですね。 似たようなものに、金と銀の価格比もありますね。ただし、確実な適性比率は無いので、リスク無しに儲けることはできません。

風評被害は身近にある

風評被害は身近にある。私が今夜帰宅すると、妻が何やら放射能に関するウェブサイトを見ていたので、何ごとかと聞くと、「群馬県産のかき菜を食べちゃった」と言う。 私「だから?」 妻「少し(放射能が)ついてたかもしれない。。。」 これこそ風評被害そのものだ。そりゃごくごく微量の放射能はついてたかもしれない、健康被害は全くないレベルで。 「そんなに心配なら放射線測定器買えばいいじゃないか。」私は言った。それもせず、ただ産地で判断しているのを見ていると情けなくなった。 「それは、野菜を作っている人たちに対して失礼だろう。」私は怒った。 今度同じような状況を見たら、こう言うつもりだ。 「同じことを、作っている人たちの前で言えるのか?」 「言えないならそのようなことは止めなさい。」

久しぶりのスピードトレーニング

今夜はひさしぶりのスピードトレーニングを行いました。といっても、10Kビルドアップという、まあ、中途半端なトレーニングですが。 ひさしぶりなので、ペースは適当に体の調子を見ながら入りました。2.5kmごとのラップは以下の通り。 2.5K 10'23"70 5.0K 9'40"52 7.5K 9'30"04 10K 9'12"88 練習不足にしては、まあまあ走れました。トータルは 38'47"でした。 今10Kを本気で走ったら、だいたい37分台では走れそうです。 そして、トレーニング後は、京都しぇりークラブへ。初めて閉店まで飲んでました。

復興財源について少し考察

復興財源をめぐる報道が増えてきました。主流は債券発行と増税のハイブリット型ですが、ふと、「経済学者はどう考えているのだろうか」と思ってググってみたらそれほど意見が出ていないのですね。マスコミが報じるのは政治家の発言ばかり。 (こういう雰囲気が原発の失敗をもたらしたんじゃなかろうか。。。) ということで、自分で少し考察してみたところ、政府が検討中の案(復興債と消費税増税の組み合わせ)が良さそうだと思い始めました。 「なぜ債券と増税を組み合わせるか」 消費税の増税だけに頼ると、今より10%も引き上げて15%にしなきゃならないからです。復興に必要な費用は最低25兆円と言われています。消費税1%はだいたい2.5兆円の税収になるので、10%の引き上げが必要となるのです。さすがにここまで急激に引き上げると消費に打撃を与えかねませんし、パニック消費が起きる懸念も予想されます。 「なぜ消費税か?」 消費税がもっとも透明性の高い税であり、万人に平等の課税率であり、景気の影響を受けにくい(ここは根拠が弱いなぁ。。)からです。 その上で、債券償還の財源に消費税増税分を当てることにより債券の信用を確保することができます。これによって、低い金利で債券を発行することが可能となるでしょう。 というわけで、私は政府が検討している「復興債と消費税増税」案で良いと考えています。今のところは。 ですが、もう少し経済学者の意見を聞いてみたいと思っているところです。ひょっとして経済学者には自明すぎる問題なのでしょうか?

ジンバブエのハイパーインフレと日本にとっての脅威

「NHKスペシャル」取材班による「アフリカ」(新潮新書)を読み、ジンバブエのハイパーインフレの背景について少し学ぶことができた。 基本的には、経済基盤が弱いところに外国からの経済制裁があり、さらに独裁政治の非効率さが国内経済を崩壊させてしまったようだ。そして、2億%ものハイパーインフレがおきた。これは、200万円の札束が1円玉と同じほどの価値になってしまうという凄まじいインフレだ。 ちょっと考えてみてほしい。自分の年収が200万分の1になったとしたら、どうなるだろうか。年収400万円の人は、2円に、年収1000万円の人は5円になる。 さて、ハイパーインフレが起きかねないと言われている日本にとって、ハイパーインフレが何をもたらすか知っておくことは意義がある。 ジンバブエのハイパーインフレの結果何が起きたか。 買い占め 商店からモノが消える 銀行取り付け 他国通貨(米ドル)の流通 企業倒産 失業率90% およそ悲惨という言葉しか思いつかない。だからこそ、ハイパーインフレはなんとしてでも阻止しなければならない。 ところで、日本でここまで激しいインフレが発生することはないと考えられる。なぜなら、日本には大量の外貨準備があるし、経済の規模も大きいし、高度な産業もある。 そんな日本にとって怖いのは、高付加価値産業と優秀な人材の海外流出である。資源に乏しい日本にとって、人材は日本の富の源泉である。その流出が止まらなくなってしまったとき、待っているのは財政破綻である。そうなれば、GDPの2倍近い借金を抱える日本にとって、債務不履行は免れない。世界のヘッジファンドはここぞとばかりに円を売り浴びせる。 "The big short on JGB" 日本も外貨準備を放出して米国債が売られるので、初めのうちは急激なインフレにはならないと思われる。だが、確実に円は安くなり、日本に残ってる技術力のある企業や個人も、各国の企業に飲み込まれることだろうと思う。 だからこそ、人材流出に歯止めをかけなければならない。そのためにも、ダメなものは淘汰されていかねばならない。リスクを取って頭をつかって頑張る人が巨万の富を手にする一方で、知的に怠惰なものは最底辺の収入に甘んじてもらうという、正当な格差がなければならない。 そして人材流出...

すばらしい京都の桜

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先週末の日曜日(4月10日)は京都の桜を堪能しました。写真は京都市美術館の前を通る岡崎疎水沿いの桜並木。この時期は遊覧船から花を楽しむことも出来ます。 この日は日差しが強く、気温も20度くらいまで上昇して、初夏のような暑いくらいの陽気となりました。そんな中を歩き回ったせいで、日に焼けました。この日は、銀閣寺から哲学の道を歩いて南禅寺へ向かい、そこから平安神宮まで歩きました。お昼を食べたあと、地下鉄で京都御苑まで足をのばしました。 ここで、今回見たなかから花見スポットベスト3を挙げておきましょう。 1位 祇園白川通 2位 哲学の道 3位 京都御苑 祇園白川通は、京都らしい町並みの中にとけ込んだ桜がとても絵になります。哲学の道では小川とユキヤナギと桜を同時に堪能できます。京都御苑は比較的人が少なく、いろいろな種類の枝垂れ桜を楽しむことができます。また、京都御苑には、着物を可憐に着こなしている女性が多かったのも良いですね。 反対に「もう二度と行きたくない」と思ったのが、円山公園。ここの桜の下には、びっしりとブルーシート敷かれていて、連日昼から夜遅くまで、主に学生が酒を飲んで騒いでいます。なので、とてもゆっくり桜を楽しむ雰囲気ではありません。東京でいうと、上野公園のような感じでしょうか。 あと、番外編ですが、京都から電車で25分くらいの滋賀県草津市にある天井川沿いの桜も見事です。観光客はまず来ないので、静かに花を楽しむことができます。 もし機会があれば、京都周辺のお花見にお出かけになってみてはいかがでしょうか。まだ間に合いますよ。

避難所の深刻な状況(名取市現地リポート)

名取市(気仙沼市は誤りでした)において被災されたトーストマスターズ会員で看護士をされている方からメールが届きました。そこには、物資が不足している避難所の深刻な状況が克明に記されていました。 私としては、この問題を解決するために出来ることを考えていかねばならないのですが、まずその前に、この深刻な状況を一人でも多くの方に知っていただくことが良いと考えました。以下に、メール全文を編集無し(個人名などは伏せます)に、掲載させていただきます。 日付: 2011年3月17日22:30 件名: どうぞ過酷な被災地の現状を被災地以外の方に伝えてください:一刻も早い支援が必要です 報道では伝わっていない避難所の深刻な状況を関東の方にお伝えすることが今の私の仕事だと思っています。 今、東北の人を救えるのは、被災地以外の人だけです。 私は、もうガソリンもなく身動きがとれず、灯油もないため、お風呂にも入れません。これからの暖の確保もままなりません。もっと深刻な状況にいる人を助けることもできません。わたしたちも体調を崩し始めています。わたしも残念ながら被災者です。 どうぞ、東北の現状を多くの被災地以外の方に届け、支援の手が早く届くようお願いしたいのです。 今はいのちがありますが、被害の程度によって多くの人命がさらに失われる危険な状況です。 電気や食料、関東は買い占めが置きています。気持ちは分かりますが、被災地の方は1日におにぎり1つしか食べれない方が山のようにいます。トイレもお風呂も暖もなく、強い余震に怯え家も家族も失い、強いストレスの中、生きています。 手段がないことはわかっています。けれど今は、日本中が被災者を救うために努力する時期です。どうか、過酷な現実を多くの方に伝えてください。お願いします。皆を助けてあげてください。東北の冬は過酷で厳しいのです。 同じ方から再びメールがありましたので、全文掲載します。 日付: 2011年3月19日22:59 件名: 第二弾です。 私が今いる職場は、みやぎ東部循環器と言って、仙台厚生病院と繋がりを持っているので物資は避難所よりかなり恵まれています。 避難所は場所によってはかなり過酷です。配給は、1日バナナ一本にコップ半分の水だけ、毛布などの防寒具が足りず避難所では、インフルエンザが蔓延しています、...

大学って何だろう?

この間の大学入試漏洩およびカンニング事件では、当初組織的犯行説も流れたようだが、結局は一受験生による単独犯であることがほぼ明らかになり、事件は収束の方向へ向かいつつある。この事件が日本中を大騒ぎの渦に巻き込んだのは、マスコミの報道によるものに他ならないが、奇しくも、それによって、大学や入試制度について考えるきっかけを与えてくれた。ここでは、身近な人たちとのツイッターなどでのやりとりのなかで上がってきた、大学に関係する「問い」について考えてみたい。 問いをまとめると、こんなところだろうか。 大学とは何だろう? 学生はお客様か?それとも商品か?それとも...? 入試制度はどうあるべきか? 今回は、「大学とは何か」について、自分の考えをまとめてみようとおもう。 まず確かなのは、大学とは組織である。教授、学生、事務職員が集まって、有機的な活動を行っている。これはまさしく組織である。 組織には共通の目的がある。大学の目的は何だろうか? なかなか難しい質問だが、それは、「人材育成を通して社会の発展に貢献すること」ではないだろうか。これは、ほとんどの大学が「使命」として掲げていることである。それに、教育機関なのだから、人を育てることが目的にならないはずがない。 もちろん、研究成果による貢献も重要な要素となるが、それも人材育成とベクトルがあっていなければならない。人材育成がなければ、それは商業目的の研究機関となんら変わらなくなってしまうからだ。大学の目的は「人材育成」を核としなければならない。 人材育成といっても幅広いが、大学は、少なくとも次の要件を満たす組織であるべきだと思う。 リーダーシップを養成する。 高度な専門的技能を養成する。 なぜリーダーシップか?労働力となるには高校までの教育で十分すぎるほどだからだ。さらに4年間以上の鍛錬を続けるからには、リーダーとなって社会の発展を引っ張って行けるような人間を育てなくてはならない。一流大学では、それこそ国家を率いるほどの、一流人材の養成を目指すべきだろう。小中学校で教えるようなことを大学で教えるのは馬鹿げている。大学はまず、リーダーシップ養成機関でなくてはならない。 リーダーシップとともに重要なのが、専門的かつ高度な技能の養成である。リーダーとして社会の発展を引っ張って行くためには、数々の...

トーストマスターズ役員研修会

昨日、トーストマスターズの(ディビジョンC)役員研修会があった。半年に一回開かれている研修会で、主に、リーダーシップトレーニングと、クラブの問題解決のためのブレインストーミングセッションが中心となっている。 今日は、この研修会で学んだことを書いておくことにする。 まず印象に残っている言葉が、「『成功』の反対は何だと思いますか?」という質問。答えは「失敗」ではなく、「挑戦しないこと」。真の意味で反対語というわけではないが、要するに、「挑戦しなければ、成功も失敗もない」ということ。そして、たとえ挑戦した結果失敗したとしても、そこから何か学びとることができれば、それは成功なのだ。 リーダーは未知の世界を開拓していくのだから、挑戦者でなくてはならない。失敗を恐れて何も行わないものは、リーダーとは呼べない。もちろん、リスクは考えなければならないけれど。 もうひとつ印象的だったのは、リーダーシップに含まれる要素(資質)を探し出すセッションで、上手なアイディア出しの手法が勉強になった。やり方は次の通り。 自分が尊敬するリーダー的人物を一人選ぶ。現存していても、していなくてもいいし、架空の人物でも良い。 その人物がどのように優れたリーダーか説明する。 なぜその人物を尊敬するのか説明する。 そうすると、最後にリーダーシップに含まれる要素が一つ見つかるというわけだ。なお、トレーニングでは、これをスピーチの練習を兼ねて実施した。ペアを組んで、1分間で考えをまとめて、一人ずつ相手に対して2分間の説明スピーチを行い、話を聞く側が、話の中からリーダーシップの要素を抽出した。 私は坂本龍馬を選んだ。 どのように優れたリーダーか? - 志と能力のある若者を集め、硬直化した江戸の世を終わらせて、民主主義国家を成立させる土台を作った。 なぜその人物を尊敬するのか? - 流血を避けた。たとえ意見の異なる人であっても、人間として敬い大切にした。 もちろん、これは、小説に書かれた「龍馬像」でしかないかもしれないが、それでもいいのだ。「他人を敬う」というリーダーシップの要素が見つかったわけだ。これは自分一人で3分間考えても出て来なかった答えのような気がしてならない。おそらく、語ることによって、考えが整理されたのだと思う。 最後に、すべてのペアから出て来た答えをシ...

AppleTV で DVD を見る方法

AppleTVの導入によって、TVでいろいろなメディアにアクセスできるようになったのはいいけど、DVDの再生が出来ないのが問題だった。そこで調べてみたら、二通りの解決方法があるようだ。 1つは、DVDからコンテンツを取り出し(リッピングし)、iTunesで再生できる形式にする方法。これには、いくつか無料のソフトがあるが、とりあえず Leawo Free DVD to Apple TV Converter を試してみたら、フォーマット変換に時間がかかる(一本1時間半くらい)が、うまく再生できた。 もうひとつは、PCの画面をそのまま AppleTV に飛ばす方法。こちらは AppleTV がサポートする正規の方法ではない。使用するソフトは AirFlick 。今のところMac版しかなく、手元にDVDドライブのついたMacが無いので試せていない。 ここ に、AirFlickの紹介がある。 これはまだ未確認だが、iTunesが認識できるDVDの場合には、上記の手順を方法によらずとも、AppleTV で鑑賞することが可能らしい。

職場の人間関係を円滑にするヒント

Peter Bregman 氏のブログ ( The Best Way to Use the Last Five Minutes of Your Day ) に「いいな」と思った言葉があったので、引用して日本語訳してみる。 Every day, before leaving the office, save a few minutes to think about what just happened. Look at your calendar and compare what actually happened — the meetings you attended, the work you got done, the conversations you had, the people with whom you interacted, even the breaks you took — with your plan for what you wanted to have happen. Then ask yourself three sets of questions: How did the day go? What success did I experience? What challenges did I endure? What did I learn today? About myself? About others? What do I plan to do — differently or the same — tomorrow? Who did I interact with? Anyone I need to update? Thank? Ask a question? Share feedback? 訳: 毎日、退社前の数分を使って、その日の出来事について考えて見ましょう。手帳のカレンダーを見て、実際に起きたこと(自分が出席したミーティング、片付けた仕事、交わした会話、関わりを持った人たち、はたまた休憩)と、予定していたこととを、比較してみましょう。そうしたら、自分に三つの質問を聞いてみます。 どのような一日でしたか?どのような成功をしましたか?どのような困難に耐えましたか? 今日何を学びましたか?自分自身につい...

羽岡哲郎ブログ: イルカ漁と捕鯨の本を読んで

昨日、 イルカ漁と捕鯨の本を読んで で書いたとおり、いろんな議論をすっ飛ばして、私の意見を言うと、「日本の捕鯨をガラス張りにして世界に堂々と胸を張ってやればいい」ということになる。 そのための提言をまとめると、次のようになる。 調査捕鯨は即刻取りやめる。 海洋資源・生物の学術研究への投資を増加する。 近海のイルカ漁・捕鯨については存続させるが、上の学術研究結果に基づいて厳正な管理の下行う。 いわゆるエコテロリズムに対しては断固たる措置をとる。 調査捕鯨は、その目的からして不透明なうえに、エコテロリズムの格好の標的となっている。しかも、それには税金が投入されている。そんなものは今すぐやめるべきだ。 日本は島国であるのに、海洋資源・生物の学術研究については、必ずしも最先端ではない。その理由の一つが、研究への投資の少なさにある。研究投資を増加すれば、水産資源の管理に役立つだけでなく、近年世界的に注目が高まっている生物多様性保護への貢献につながる。 日本近海のイルカ漁や捕鯨については存続、あるいは再開(これにはIWCでの合意をとりつける必要あり)させるが、科学的な資源管理のもとで行うものとする。 日本近海でのイルカ漁を妨害するような行為に対しては、断固たる措置をとらなければならない。日本の正当な産業を守るためなのだから、日本政府にはその義務がある。ただし、そのためには、海上警備の強化が必要になる。 つまり、日本がクジラ先進国となり、世界をリードする立場となって、正々堂々と捕鯨を実施・管理していけばよいのだ。 とはいえ、私は鯨肉(鯨とイルカの明確な区別はない)を食べたいとは思わない。理由は、単に、「高い」からだ。もし、捕鯨が商業的に採算がとれないのであれば、純粋に地元文化のレベルで生き続ければよい。そうであれば「捕鯨は文化だ」という人にも文句は無いはずだ。

イルカ漁と捕鯨の本を読んで

年末年始を利用して、イルカ漁関連の本を二冊読み、シーシェパードを批判的立場から書いた本を一冊読んだ。それらを読んだ目的は、イルカ漁・捕鯨の実態を知ることと、それに関わる様々な立場の人の考え方を知ることにあった。 三冊の本を読んだくらいではまだまだ足りないと思うが、いくつか明確になったことがある。 1. 日本の調査捕鯨は不透明である。 2. 行政は捕鯨に関してほとんど無関心である。 3. 日本のイルカ漁は、地元に根ざした文化ではなくなった。 これらをまとめると、日本の捕鯨はしりすぼみであり、やがて消滅してしまうのではないかと思える。日本の調査捕鯨は、その目的からして、不透明だし、水産庁の捕鯨管理体制はお粗末なもので、天下り先確保のためだけに存在しているようなものだ。それに、イルカ漁を行っている地域においても、その経済的重要性は低くなっている。 捕鯨に関して、いろんな議論をすっ飛ばして、私の意見を言うと、「日本の捕鯨をガラス張りにして、世界に堂々と胸を張ってやればいい」ということになる。