今年の投資振り返りと来年の戦略
今年も残りわずかとなったので、今年の金融資産を総計してみた。いつもながら浪費は押さえてきたので、堅調に増加した。ただし、今年は不動産の購入があったので、バランスシートが大きく変化した。つまり、固定資産(土地)のシェアが80%程度になり、借入金が30%程度になった。ポートフォリオが不動産に大きく偏る結果となってしまったが、これは致し方ない。 そのほか、この一年間における、資産変化の分析は以下の通り。 株式/(株式型)投資信託:4月から新規に積み立て(ドルコスト平均法)を開始したものが、5月ころは評価損が発生していたものの、その後再びプラスに転じ、総じて良好だった。パフォーマンスは年率10% 〜 20%。特に、先進国の株のパフォーマンスが良かった。米国企業が好調だった結果だろう。 外国為替(FX):4月から再度中期のトレードを開始し、直後の乱高下する市場に振り回されて50%以上ものロスを発生したものの、最終的には20%のリターンを得た。世界情勢、経済指標の発表、FRB議長の発言などで相場が激しく動いた。米ドル、ユーロは、円安方向のトレンドだったが、豪ドルは目立ったトレンドが見られなかった。中国経済の不透明感を表していると思われる。 純金:継続して純金の積み立てを行ってきたが、今年の金は足を引っ張る結果となった。一時、グラム5,000円を目指そうかというところまできたが、現在は4,000円前後である。今年だけ見れば、金投資は間違った選択だった。中国経済の減速観測などが絡んだ、プチバブルの崩壊なのだろう。 来年は次のような動きを想定している。 円安トレンドの継続:消費増税を決定したものの、大盤振る舞い予算を通した日本の通貨は引き続き売られる傾向にあるものと考える。日本の景気が良くなっているのは、あくまで金融資産や土地の値上がりによるものであって、決して内需が強まっている訳ではない。米国が金融緩和の巻き上げをうまく進められれば、金利差によって米ドル高の傾向はさらに強まるだろう。 金価格の低迷:少なくとも数年は金価格が低迷するものと思われる。これは中国経済の不透明感が払拭されるまで続くものと考えている。 株価については、予想がつかない。当面は先進国の株は上昇トレンドにあるような気がするが、新興国、特に、中国経済の動きによって大きくつまづくこともあり